地味過ぎて話題に上らない?「スロージョギング」 走るのが苦手な人こそ始めて欲しい!辛くないダイエット法
スロージョギングをあえてひと言で言うならば「小刻みに走るジョギング」である。そのスピードはなんと、歩いている人に抜かれるくらいのスピード! しか~し、この地味な運動法、その効果は絶大なのだ。地味すぎて話題にならない「スロージョギング」のスゴさを紹介します。
辛くないのにウォーキングよりエネルギー消費が2倍!?
「高血圧や肥満対策に悩んで、ウォーキングなどを長く続けてきたのにまったく効果がなかった人が、スロージョギングを始めたとたんに血圧が下がり痩せることができた、という報告をたくさん受けています」
こう語るのは、一般社団法人日本スロージョギング協会アドバイザーの讃井里佳子さんだ。
「何しろスロージョギングはちっともきつくないのに、有酸素運動なのでウォーキングと比べて約2倍のエネルギー消費ができて、減量に驚くほど効果があるのです」(讃井さん、以下同)
また、骨粗しょう症、高血圧、糖尿病、がん再発防止、さらには認知症予防や心臓病予防にも効果がある、まさに仰天効果の健康法なのだ。
「最近の研究では、スロージョギングを行うと脳から幸せを感じるホルモンが出てきて、実際に幸せな気分になってくると言う報告もされています。この成分はウォーキングでは現れないんですよ」
スロージョギングはランニングの一種
まず理解しておきたいのは、ウォーキングとランニングの違いである。この違いは、速さで決まるわけではなく、下記のような違いにある。
- ウォーキング=前進する時、どちらかの脚が必ず地面についている
- ランニング=両足が同時に地面から離れている(ジャンプの連続)
両足が地面から離れる瞬間があると、体の中でも比較的大きな筋肉が使われることから、エネルギーの消費量が大きくなるのだ。
「しかも、運動時の脈拍が同じだと、ウォーキングよりスロージョギングの方が楽だと感じられるのです」と讃井さん。
スロージョギング実践のポイント
さて、それでは実際にスロージョギングをはじめてみよう。スロージョギングには5つの動きのポイントがある。
- フォアフット(足の付け根の部分で)着地
- 歩幅は小さく、約20~40cm。1分間180歩、足踏みするテンポ
- 笑顔でおしゃべりできるペース
- 腕は自然に振る
- アゴは自然に上げて、目線を遠くに背筋を伸ばす
最初は「1分間ジョグ&ウォーク」で
初めてで自信がないという方には、「1分間ジョグ&ウォーク」をお勧めしたい。これはとても簡単。1分間をスロージョギングで走った後、少しだけ早歩きのペースで30秒間歩く、というもの。これを10セット、15分間。まず1日目はこれだけでスタートして、だんだん20セット。40セットと伸ばしていけばいいだろう。慣れてくるとウォークがなくてもスロージョギングだけで走れるようになってくる。
疲れない、体力もどんどんアップする
「スロージョギングでは乳酸がたまらないことも実証されています」(讃井さん)
乳酸とは別名「疲労物質」と呼ばれるもの。激しい運動が続くと筋肉が極端に酸性の状態に傾き、もうそれ以上は動けないという状態になってしまうことだ。
運動において、乳酸のたまらないギリギリの速度を「乳酸閾値」と言う。この値は人によって異なり、トレーニングを重ねることによってその限界値を上げることができる。つまり、運動強度を高めても乳酸が溜まりにくい体になるのだ。スロージョギングはもともと乳酸が溜まりにくい運動強度のため、乳酸閾値を上げるのにうってつけと言えるだろう。この走法でトレーニングを続ければより疲れにくい体になり、フルマラソンの速度や距離に挑戦することも夢ではなくなるのだ。
いいことずくめのスロージョギング。運動不足と感じている方はぜひ今日から始めてみませんか。
出典:https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200125-00010001-friday-soci
スロジョグ知ってたけど、歩く人に抜かれるほど?え、それ意外に難しいです。ついスピード上がります。で、疲れる。
以前このスロージョギングらしきしている人をよく近所で見かけた。歩くより楽でエネルギー消費するなら、良いよね!
そうそう、ジャンプすることがすごく体に良いらしい。室内で軽くポンポン跳ぶだけでもいいとかなんとか、どこかで耳にしたような(不確かでスミマセン)。